ピルの利用法、注意点の解説ページ
「ピルにできること」
(1)避妊(ほぼ確実な避妊が可能)
(2)月経周期の調整
(3)月経痛の軽減
(4)月経前症候群・PMS(月経開始前の不快な症状)の改善
(5)ニキビ・肌荒れの改善
(6)子宮内膜症の改善
(7)骨粗鬆症を減らす
(8)長期の服用で卵巣がん・子宮体がんの減少
ピル(経口避妊薬)には様々なメリットがあります。“知らない”ではもったいない!!もっとよく知ってあなたの生活に役立てましょう。
ピルの利用法(その1)
避妊目的の低容量ピル(OC)OCを正しく服用すれば、ほぼ100%避妊できます。
(コンドームによる避妊の失敗率(1年間の間に妊娠する率)は15%といわれています。)OCは排卵を抑えるなど複数の作用で避妊効果を示します。OCの服用を止めると速やかに自然な排卵周期が回復し妊娠が可能になります。OCによって不妊になることはありません。またOCを飲んでいた人に赤ちゃんの先天異常が増えることはありません。OCは現存する避妊法の中で最も理想に近い避妊法です。
(1)効果が確実
(2)実行が簡単
(3)女性の意思で行える(男性の協力が不要)
(4)性感を損なわない
(5)使用を中止すれば妊娠が可能
(6)価格が安い
(7)安全
など多くのメリットがあります。
ピルの利用法(その2)月経をずらしたい!
受験や面接、旅行などの予定に月経が重なるとせっかくの大切な日が台無しになってしまいますよね。腹痛や腰痛、イライラなどが重なって集中力をなくして試験がうまくいかなかったり、旅行先で思うように楽しめなかったり・・・。
ピルを使って大切な日に月経が重ならないようにずらすことが可能です。
ピルの利用法(その3)緊急避妊(モーニングアフターピル)
●緊急避妊とは?
避妊をしないでセックスをしてしまったとか、コンドームが破れるなどの失敗が起こった場合に妊娠を防止する方法です。緊急避妊では、無防備なセックスが行われた後72時間以内にピルの内服を開始します。
●緊急避妊はどの程度効果があるのですか?
緊急避妊の効果は100%という訳ではありません。正確に使用した場合でも、約2%に妊娠を防止できない場合があると言われています。あくまでも非常事態における応急の対策と考えてください。頻繁に緊急避妊を行うのではなく、普段から低容量ピル(OC)を使うことを考えてみましょう。
ピルの利用法(その4)月経痛・月経前症候群・子宮内膜症など婦人科疾患の治療
ピルの注意点
ピルは安全性の高い薬ですが、頻度は少ないものの血栓症などの重い副作用の可能性があり得るため、禁忌条項に当てはまらないことを確認した上で使用することが大切です。長期に連続して使用する場合には、定期的な検査を行うことが大切です。
有効な避妊法の条件は
(1)効果が確実
(2)実行が簡単
(3)女性の意思で行える(男性の協力が不要)
(4)性感を損なわない
(5)使用を中止すれば妊娠が可能
(6)価格が安い
(7)安全
などがあります。
ピルはこれらの条件すべてを満たすものではありませんが、現存する避妊法の中で、最も理想に近いものとされています。
安全性が高い薬ですが、頻度は少ないものの血栓症などの重い副作用の可能性がありうるため、婦人科的な診察を行い禁忌条項にあてはまらないことを確認した上で使用する事が大切です。連続して使用する場合には、定期的な検査を行う事が大切です。
こまざわレディースクリニックBLOG

こまざわレディースクリニック
